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新型コロナ・オミクロン株への対策強化を求める緊急要望

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日本共産党大津市会議員団
2021/12/28

新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染拡大への対策強化を求める緊急要望

 平素は新型コロナウイルス感染症対策をはじめ市民福祉の向上にご尽力いただいていることに敬意を表します。
 さて年末を控え、ここに来て国内の新型コロナウイルス感染者数としては、一週間の新規感染者は1,839人で、4週ぶりに1,000人を超えた前週より699人増え、増加幅の拡大が続いています。また新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が、世界的に猛威を奮い始めており、日本においても全国に広がりつつあり、爆発的な感染拡大が懸念されるところです。
 京都大学の西浦博教授らの研究によりますと、デンマークのデータから計算したオミクロン株の実行再生産数は、デルタ株の3.19倍という結果を示しているとしています。こうした研究や海外の知見から、オミクロン株の感染力と拡大のスピードはデルタ株を相当上回るということがはっきりしています。そのため新型コロナウイルスの特徴でもある無症状なまま感染を広げてしまう可能性からも、感染者を早く見つけ出すことが重要であることは言うまでもありません。
 昨日は、滋賀県内でオミクロン株の感染が確認されました。県の記者会見によれば、市中感染ではないと強調していますが、すでに近隣の京都府では市中感染が認められ、新たに4人がオミクロン株に感染したと発表されています。24日、京都府ではレベル1の感染状況で無料検査が実施されています。山際大志郎経済再生担当相は、12月27日の記者会見で、市中感染が確認された都道府県の隣接県でも、希望する無症状者への無料検査を実施する方針を明らかにしています。市中感染が確認されていない東京都の隣接県である埼玉県、神奈川県、千葉県がすでに実施の方向です。
 本市は、京都府、大阪府へ通勤されている方が多く、第5波ではそうした方の家庭内感染で子どもの感染が広がりました。高齢者の接種開始から8か月が経過し、ワクチンの効果が低下していること、2回接種者も感染が確認されていることからも、今急ぐべきは検査の拡充を行うべきです。その上で変異株の感染状況をつぶさに把握し、感染を抑えることや感染者を早く治療につなげることが必要です。滋賀県はすでに11月県議会で無料検査の予算を計上していますが、その実施はレベル2を前提としています。感染拡大防止というのであれば、レベル2になってからでは遅すぎます。
 ついては年末年始の県民の移動なども考慮して、直ちに無料検査を実施するよう滋賀県に要請するとともに、市としても検査会場の設置や療養施設の確保など県と連携して対策を強化することを緊急に求めるものです。

以上


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