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熱中症対策についての緊急申し入れ(要望)

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熱中症対策についての緊急申し入れ(要望)

日本共産党大津市会議員団
2023/8/10

 平素は市民福祉の向上にご尽力いただき敬意を表します。
 今年の夏、気象庁の予報では気温が「平年並みか高い見込み」とされ、大津市でも8月1日に観測史上過去最高気温38.5度を記録し、その後も高い気温が続いています。7月25日の気象庁の8月から10月までの3ヶ月予報でも太平洋高気圧の西側への張り出しが強いことから厳しい暑さが続く見込みを示し、特に8月は熱中症の危険度が高く、その後も厳しい残暑になることから、例年より遅い時期まで熱中症対策を行うことを促しています。こうした状況は災害級の事態であると認識する必要があります。
 近年全国で多くの方が熱中症で命を落とされています。今年は6月から気温が高い日が続き、梅雨明け以降熱中症による救急搬送が増加していると聞き及びます。患者の多くは65歳以上の高齢者で、発生場所は屋外(路上、運動後など)のみならず住居等屋内も増えています。連日熱中症警戒情報が発令されるなど、適切な対策が求められます。
 全国の事案では、屋内でお亡くなりになった方の大半がエアコンを使用していませんでした。エアコン自体が設置されていない場合や故障の場合もありますが、今やエアコンの使用は、命を守る上で非常に重要です。
 ところが昨年からの急速な物価高騰により、市民生活は困難さを増しています。電気料金の引き上げもあり、生活を維持するために電気代を節約せざるを得ない事態となっている世帯が増加しています。そのためエアコンの使用も自ずと抑制されています。
 さらにはエアコン自体を設置していない世帯も少なくなく、生活保護の一時扶助でエアコンの購入・設置費用が支給されるのは一部の受給者に限られています。一部扶助による支給対象とならない世帯、生活保護受給者ではない世帯を含め、エアコン購入・設置費用への支援が必要と考えます。
 6月通常会議でのわが会派の柏木議員の提案もありましたが、本市における熱中症対策の一環として市の施設のロビーなどを「ちょっとひと休み」できる一時的な休憩所として開放されています。せめて消費電力が多い日中、市民が躊躇なく安心して一時避難できる場所を確保することは大切な取り組みと考えます。
 ついては、市として緊急に熱中症対策として以下の事項を行うよう強く求めるものです。

  1. エアコンを安心して使用できるように電気代への助成を行うこと
  2. 熱中症対策としてのエアコンの購入・設置費用への市独自の助成を行うこと
  3. 生活保護受給世帯への夏季加算を創設すること
  4. 身近な商業施設なども一時的な休憩場所として気軽に利用できるように民間事業者に協力を求めること

以上


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